東日本大震災の津波で被災した宮城県東松島市大曲地区で5日、犠牲になった子どもたちへの鎮魂の思いや未来への希望を込めた青いこいのぼりを掲げる「青い鯉のぼりまつり」が開かれた。心地よい風が吹く中、全国から寄せられた約500匹が空を泳ぐと、会場を訪れた家族連れらの大きな歓声と拍手が響いた。

震災の津波で家族4人を亡くした同市職員伊藤健人さん(33)が、自宅跡のがれきから、犠牲になった弟律ちゃん(当時5)のお気に入りだった青いこいのぼりを見つけたのをきっかけに始まり、今年で16回目。

律ちゃんは今年20歳になるはずだった。伊藤さんは「大人になった律を想像した。『見守っていてくれよ』と伝えたい」と話した。

1歳の息子と0歳の娘を連れた仙台市の大野伴峰さん(38)は「健やかに育ってほしい」と願った。(共同)