東京都の小池百合子知事が21日、過度な疲労による10月27日から11月2日の入院を終えた後、初めて都庁に登庁した。

退院後は自宅静養を続け、7日から2週間程度テレワークで公務を行っており、公の場は約4週間ぶりとなる。オンラインで全国知事会に出席し、終了後は報道陣の取材に応じる。

小池氏は午前11半ごろ、紫色のスカーフが付いたトップスに、黒のレザーのアウター姿で登庁した。約30人ほど集まった報道陣を前に「どうされたんですか皆さん。ご心配掛けました。体調も万全で今日から通常公務に復帰致します」と笑顔を交えてあいさつした。

都によると、小池氏は体調が回復し、医師から通常通りに公務が行えるとの判断が出たという。6月22日にも過度な疲労で入院し、30日に退院していた。政界関係者の間では重病説も浮上していたが、都の担当者は「病気ではなく医師の判断は過度な疲労と聞いている」と否定した。