国民民主党は2日、日本維新の会と夏の参院選の静岡、京都両選挙区(ともに改選数2)での相互推薦について交わした合意文書を白紙撤回することを正式発表した。
榛葉賀津也幹事長は「4月20日付の合意文書は党内手続きに瑕疵(かし)があり、本日の役員会、全国幹事会、両院議員総会で白紙撤回することを全会一致で決定した」と会見で説明を行い、維新側にも伝達したとした。
合意文書は破棄されたものの、京都選挙区で維新の会候補について榛葉氏は「全会一致で推薦を継続すべきとなった」と維新の会への配慮を明らかにした。
また、国民推薦の静岡選挙区の候補については、静岡県連の会長を務める榛葉氏は「維新さんで、ご判断されること」としたが、改めて支援へ向けた交渉を進める方針を明らかにした。維新の会の判断次第では限定的な相互推薦は継続される可能性も出てきた。
破棄された両党の合意文書には「政権交代を実現し日本再生に尽力する」などと明記され、維新の会の候補と競合する選挙区もあるなど最終調整に至っておらず、国民内部から異論が出ていた。国民の会見を受けた維新の会の藤田文武幹事長は「京都選挙区については、改めて先方の意向を正確に確認するため、前原代表代行、榛葉幹事長としっかり話してから具体的なアクションを確定することとする。また、静岡や他の選挙区についての対応は、松井代表や馬場共同代表と相談の上、検討する」などとした声明を発表した。


