安倍晋三元首相(67)が27日、都内のホテルで行われた参院選東京選挙区の自民の新人候補の演説会に駆けつけた。

今回の選挙の争点に浮上した物価高騰について、「5兆円の予備費で生活を支える。秋の臨時国会で補正予算を組む」と話した。「物価高に何も対策してない」と、日に日に批判を強くする野党の口撃をかわした。

先ごろ閉会した国会の予算委員会について「私の内閣の時はいろいろあったが、岸田(文雄首相)さんはすんなり終わった。いろいろな人から『お人柄が違う』と言われた」と笑いを誘った。

その上で、首相とは当選同期であるとし、「3歳年下の岸田さんは歌舞伎役者みたいにいい男。人柄がいいのは安倍晋三」などと盛り上げた。