日本棋院は28日、東京・市ケ谷「東京本院」で4~6月に行われた囲碁のプロ棋士を養成する「院生研修」で、総合成績1位となったシャオ・イヤンさん(15)が来年度の夏期採用入段者になったと発表した。今年9月から初段として、プロ公式戦に参加する。

台湾出身で、祖父は台湾のプロ棋士である陳国興四段。5歳で囲碁を覚え、都内にある洪清泉四段(関西棋院=40)の道場で腕を磨きながら、プロを目指していた。あこがれの棋士は韓国のイ・セドル九段(39)。「タイトルを獲得して、人気のある棋士になりたい」と将来像を語っていた。