藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が2年ぶり4回目の優勝を目指す、第16回朝日杯将棋オープン戦準決勝、豊島将之九段(32)戦が23日、東京都千代田区「有楽町朝日ホール」で始まった。振り駒の結果、先手藤井、後手豊島でお互いに飛車先の歩を突いて、角を交換して進行している。

両者の対戦は今年1月のA級順位戦7回戦以来となる。過去の成績は藤井の20勝11敗。デビューした2017年(平29)8月の棋王戦挑戦者決定トーナメントで初めて対決して以来、6連敗したが、21年1月の朝日杯準々決勝で初めて白星を挙げると、21年王位戦7番勝負を4勝1敗で防衛、叡王戦5番勝負は3勝2敗で奪取、竜王戦7番勝負も4連勝で奪取、22年王位戦も4勝1敗で防衛を果たしている。

藤井は今月5日に放送されたNHK杯準々決勝の中川大輔八段戦まで、先手番で24連勝中。ここで勝って25連勝として、決勝進出を決めたい。

対する豊島は、朝日杯初優勝を目指す。今回は、第7回と第8回以来、8年ぶり3回目のベスト4に進出してきた。

同時に同じ場所で、もう一方の準決勝、渡辺明名人(棋王=38)対糸谷哲郎八段(34)戦も始まった。こちらは先手糸谷、後手渡辺。やはり、お互いに飛車先の歩を突いて、角換わりとなっている。

持ち時間は各40分の早指し戦で、決着はお昼頃の見込み。準決勝の勝者は、午後から同所で行われる決勝戦に進出する。