将棋の第71期王座戦5番勝負で勝利し、史上初の全8冠制覇を達成した藤井聡太8冠の誕生から一夜明けた12日、X(旧ツイッター)では、名誉王座まであと1期と迫っていた永瀬拓矢九段(31)を励ます投稿が相次いだ。
王座戦第4局は、永瀬王座が123手目に指した「5三馬」が大悪手となった。AIでの形勢評価値が永瀬の99%から、「5三馬」によって、1%へ。奈落の底に突き落とされた永瀬は、冷静に次の一手を考える藤井7冠を前に何度も頭をかきむしった。投了となる一手となった藤井の「5六歩」が指される前にも、永瀬王座が何度も頭をかきむしるシーンが中継された。
Xでは「藤井聡太八冠が勝ったときはうれしかったけど、永瀬王座の戦いもみてたから苦しかった。藤井八冠と永瀬さんの戦いは素晴らしかったけど、涙がジワッと出たのはうれし涙でなくて永瀬九段の投了して彼に思いを巡らせた時だったように思う。ほんとうに将棋も棋士も素晴らしい」「永瀬九段は名誉王座も逃した形か、そりゃ悔しいなあ。てか名誉王座って連続5期か通算10期って重たい」「終局の後、2人で大盤解説の会場に行ってインタビューを受け、観客にあいさつ、記者のインタビュー、感想戦…あんな勝負したばかりなのに終わってからすることが多すぎて永瀬九段から目が離せなかった。棋士ってほんと過酷。あと胃腸強くないと無理。。」「痛恨の一手、動画で見ただけで泣けてしまうな。そこまで追い込んだ藤井先生が強いんだろうけど、永瀬九段、大変お疲れさまでした」などと書き込まれていた。

