「明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会」代表を務める加藤なぎさ氏(45)は17日、東京都庁で会見し、今年6月に行われる東京都議選(6月13日告示、22日投開票)の港区選挙区(定数2)に、無所属で立候補すると発表した。
加藤氏は、アパレル会社運営や地域活動のほか、明治神宮外苑再開発をめぐっても発信を続けてきた。「政治や行政に身を置いたことはなく、身内に政治家もいない。地域で子育てをする1人の母親で、無謀に思われる方もいるかもしれないが、活動を通じて地域の課題を肌身に感じて来た」とした上で「この世の中をこのまま子どもたちにつないでいってよいものか、不安を募らせていた。変えるなら今しかないと思い、子どもたちが豊かに暮らしていく未来に変えていきたいと、決断した」と述べた。
PTA活動などを通じ、子育て世代の声を行政に届けようとする活動もしてきたが、「積み重ねたアイデアや技術で目の前の課題を解決できる民間のノウハウをすぐに生かしていけることが、今の東京ではできていないのが少しもったいない」とし「政治とは、対話と人の輪だと思う。みなさんの声をしっかり聞いて政治に生かしていきたい」と訴え「『みんなの東京』 未来はあなたと決めていく」をキャッチフレーズに、選挙戦を戦うと述べた。
政党の推薦や支持は受けず、地域の子育て世帯が支援する。これまで発信してきた神宮外苑再開発問題を争点にするかについて問われると「これまで賛成、反対の前に、説明と対話を求めて活動をしてきた。街自体が子どもたちの未来に手渡すに資するものになり得るのか、細かい計画はまだ出ておらず、見守っていくことは続けたい」とした上で「東京中で大きな開発が行われている。個別の開発というよりは、東京全体の街づくりのビジョンはどうなっているのかについて、声を届けていきたい」と述べ、再開発問題そのものを争点にすることはないと述べた。
加藤氏は福岡県久留米市生まれ。福岡ソフトバンクホークス専属のダンシングチームに在籍したこともある。現在は、アパレル会社を経営している。
港区選挙区は、菅野弘一氏(自民)、入江伸子氏(都民ファーストの会)が現職。各候補者が選挙に向けて準備を進めている。

