石破茂首相は4日、衆院内閣委員会に出席した際、昨年12月の「非常戒厳」宣言をめぐり弾劾訴追された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対し、韓国の憲法裁判所が「罷免」の決定を言い渡したことについて、コメントした。

石破首相は、委員会出席中に尹氏罷免の情報を伝えられた。国民民主党の田中健議員から受け止めを問われ「全会一致で罷免が決定されたという情報を私自身、先ほど受け取った。このことについて評価をすべき立場にはございません」とした上で「いかなる政権になっても、今年は国交回復60周年の年でもあり、日韓の協力は、安全保障面のみならず我が国の独立と平和、あるいは地域の平和にとって極めて重要と認識している」と強調した。

さらに「今後、近々に大統領選が行われる。韓国の民主主義が判断されることだが、どういう状況になっても、私どもとして日韓の緊密な連携は極めて重要という認識のもと、政府として最重要課題の1つとして取り組みたい」と述べた。

尹氏は罷免の判断を受けて即時失職し、60日以内に大統領選が行われるが、尹氏は日韓関係の改善に取り組んできた経緯があるだけに、今回の罷免により、今後の日韓関係への影響も懸念されている。