自動車評論家の国沢光宏氏が28日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。26日夜、栃木・那須塩原市の東北自動車道上り線で起きた逆走車による衝突死亡事故で、原因と防止策について解説した。

国土交通省などによると、22年には204件、23年224件と、ほぼ2日に1件のペースで逆走は起きているという。国沢氏は「ややこしい高速道路のインターチェンジができるようにになって増えた」と構造的な問題をを挙げた。

今回の逆走車は黒磯板室インターの平面交差から間違って進入したとみられている。「形状が悪い。障害物がないし、路面の塗装の色を変えたり、矢印や標識などいろいろありすぎて、運転者はかえって分かりづらくなっちゃう。いっぺんに判断できない」とした。

国沢氏ら識者たちは対策として、逆走したらセンサーで感知してゲートが下げて車を停止させる仕組みを、20年も前から国に訴え続けているという。「ちっとも動いてくれない」と対応の遅さも批判。それでも「物理的なストッパーを付けるしかない」と現状での最善策も挙げていた。

この事故では逆走車を運転していた40代の男性と、正面衝突された車を運転していた50代の男性、この事故による渋滞で玉突き事故も起き、大型トラックに追突された車に乗っていた60代の女性がそれぞれ死亡。一連の事故で合わせて10人がケガをした。

警察によると、逆走車は走行車線で乗用車と接触した後、追い越し車線で正面衝突していた。ブレーキ痕は残されておらず、減速しないまま次々と事故を起こした可能性があるという。