国民民主党の玉木雄一郎代表は20日の定例会見で、今夏の参院選比例代表に擁立を発表した元国会議員4人の中で、記者会見を開いていない山尾志桜里衆院議員(50)と須藤元気元参院議員(47)について「表に出て話す必要があるのでは」と指摘され「それはその通りだと思う」と応じた。
山尾氏は衆院議員時代に不倫報道があり、皇位継承のあり方をめぐっては党の姿勢を異なる持論を、擁立決定後にX(旧ツイッター)に投稿したことが波紋を広げている。また、須藤氏は、過去のワクチンやエネルギー政策に関する発信が、党の立場と異なることが指摘されている。党は参院選比例代表に擁立する候補者に対し、「組織人として、党として合意した事項について反する行動はとらない。公認内定後に反する行為があった場合、公認内定取り消しなどの処分は受け入れる」などとした「確認書」へのサインを公認の条件としており、2候補ともサインをしたとしている。
玉木氏は会見で、一部候補者に、批判を含めたさまざまな声が出ていることをめぐり「ネットの書き込みは全部見ている。すべてしっかり受け止めたい」と語ったが、記者から「山尾さん、須藤さんに対してはとりわけ批判が厳しいことは認識されていると思う。(過去に連合批判などが問題視された)足立(康史・元衆院議員)さんは(18日の街頭演説後に)大阪できちんと会見をされた。他の方々もきちんと表に出て、話す必要があるのではないか」と問われると、「それはそのとおりだと思います」と応じた。
非拘束式名簿となる参院選比例代表について「当落は、名前を書いてもらった順番。党内の(比例候補同士の)順位争いは、結構熾烈(しれつ)なんです」と指摘。その上で「何か疑念や疑惑があって、説明をしないと、いくら国民民主党の公認といっても、候補者に(票が)入らない。自分に入れていただきたいという人にはしっかり説明責任を果たすし、党との政策の整合性が疑われるなら説明しないと、結局その人の名前は書いてもらえず、当選には至らないということになる」と懸念を示した。
その上で「党としても求めていくが、それぞれの候補者本人もきちんと説明しないと、その人に票が入らない。党としても個人としても、説明すべき説明は説明責任を果たして行くというのは、選挙を考えても当然だと思う」と強調した。

