自民党の田村憲久社会保障制度調査会会長(60)と、立憲民主党の長妻昭代表代行(64)が25日、フジテレビ系「日曜報道THE PRIME」(日曜午前7時半)に生出演。参院選後に両党が「大連立政権」を組むとの臆測をともに否定した。
番組では今回、立民の基礎年金底上げ策を自公政権が受け入れる方針となったことを取り上げ、両議員は詳細について議論した。その流れで、フジテレビ政治部長の松山俊行氏から「永田町では今回の(年金制度の)修正協議で与党と立憲民主党が歩み寄っているということが、将来、参院選後の大連立への布石ではないか、という観測が広がっている」と質問を受けた。
まず長妻氏は「それはあり得ないし、私はお断り」と苦笑しながら即答し、田村氏も苦笑い。長妻氏は続けて「年金は田村さんと信頼関係があるんですが、例えば政治とカネの問題とか、全然考え方が違うし、体質が全然違うし、我々は新しい政治を作るということでこの世界に飛び込んでいる。それはあってはならないし、あり得ないと思っています」とした。
橋下徹氏から「参院選後、絶対に大連立はない?」と確認されると、長妻氏は「ない。私は断言できます」と回答。万一、連立政権になるなら立憲民主党を離党するか、と問われ「それはあり得ないですよ」と笑って一蹴した。
一方の田村氏は、「立憲(議員)の一部が来てくれるなら」との質問に対し、「一部はあると思いますよ、そういうことが起こればですよ」と、一部の動きの可能性については否定しなかった。「ただ全体大連立って、与党第1党と野党第1党でしょ。選挙で競合しちゃうんですよ、あり得ないです。戦いますから」と、こちらも大連立は否定した。
参院選後の動き、との指摘も受けたが、田村氏は「次の衆院選もありますから、特に小選挙区は一番ぶつかっているんです。パーシャル的(部分的)なものはあるのかもわかりませんけど、大連立はなかなか難しいですね」との私見を示した。
両氏ともに厚労相の経験があり、長妻氏は消えた年金の追及などで「ミスター年金」の異名をとるなど、年金や社会保障に精通している。田村氏はTBS田村真子アナウンサーの父としても知られる。

