小泉進次郎農相は18日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に生出演した。国会答弁などで「複雑怪奇」「ブラックボックス」などと触れたコメの流通経路の解明をめぐり、「違うなら違うということも話していただきたい」と述べ、業者側にも協力を要請した。
進次郎氏は、コメ価格高騰をめぐり「農家さんの手取りになればいいが、問題は農家さんに入るお金と、最終的な小売価格の間にものすごい流通構造がある。なぜこんなに複雑なのか、今回の価格高騰の原因に、流通全体で何が起きているのかを特定しないといけない」と指摘。17日の閣議後会見で、コメ流通の実態を正確に把握するため、販売や出荷を行う約7万の事業者に在庫の報告を求める方針を発表したことに触れ「私としては農家さんの手取りは上げたい。流通のみなさんのご協力をいただき、7万の届け出の事業者に在庫のチェックを初めて農水省として、すべての方々に報告をしていただきたいと。大手の卸の皆さんにも実際に訪問し、紙台帳と在庫と突き合わせていきたい」と、コメ流通の実態解明に向けた意欲を示した。
これを受け、番組MCの南海キャンディーズ山里亮太が「ブラックボックスって何なのか」と問うと、進次郎氏は「今価格が高止まりの1つの原因は、今までの流通の流れとは違うところにお米が流れている。今まではJAグループ系に多くのお米が流れていたが、そこの量が減って新たなプレーヤーが入り、JAグループより高く買いますよということを農家さんの庭先まで行って『うちはいくらで買いますよ』と。そういう形の市場が多くなってきた」と指摘。「ここに流れているんですけれど、実はそこの実態がどうなっているのか、農水省はつかみきれていない。私は大臣になって、そこはよく分かった」と述べた。
一方、ニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長のイシケンこと、石田健氏が「実態把握も重要だと思いますが、中間の業者さんが、悪意を持って価格をつり上げているんじゃないかと、一時期、悪者のような扱いを受けた。同時に、『利益率が500%』という数字が一人歩きしたことで、何か暴利をむさぼっているんじゃないかという話が出て、悪いのは中間業者ではないのか、という見方も少し出ていたように思うんですか」と、進次郎氏の国会合弁も踏まえながら指摘した。
これに、進次郎氏は「私は、農水省自身も変えないといけない、反省しないといけないところがある。とはいえ、流通だって変わらなければならないところもあると思いますよ」と反論。「今回、私が随意契約で政府備蓄米を出して、全部(の通常の流通経路)を飛ばして小売りに出して、これだけ早く現場に届いている。今までのように上からだんだんと流していくのと、これだけ違う」と、スピード感の違いを主張。「その中で課題があれば、卸や流通の関係のみなさんにも、自分たちもここが変わらないといけない、と思っているというところは、これをきっかけに話していただきたい」と求めた。
「一部で指摘がある『ブラックボックス』や、『5次卸』や『5次問屋』みたいな形になっていると指摘があることに対し、違うというのであれば、それは違うということも話していただきたい」とも訴え、流通を経路の解明に向けた持論を語った。

