自民党の高市早苗前経済安全保障相は21日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。18日に発生した大阪・道頓堀のビル火災で、消火活動中に命を落とした消防隊員2人を追悼するとともに、かつて災害対応中に亡くなった消防隊員の自宅を弔問に訪れた際の悲しい思い出をつづった。

高市氏は20日の投稿に「大阪市消防局の消防職員お二人の殉職を悼み、御遺族の皆様や同僚職員の皆様の深いお悲しみに思いを致しております。命懸けで私達を守って下さる方々の尊いご活躍のお陰で、社会の安全と安心が守られています。感謝の気持ちとともに、御冥福をお祈り申し上げます」と記した。

その上で、2014年に広島市で発生した土砂災害に言及。「2014年8月に発生した広島市の土砂災害でも、広島市消防局の消防士が被災現場に居た子供を救助しようとして土砂に飲まれ、子供を抱き抱えたまま一緒に他界されました」とした上で「翌9月に総務大臣に就任して、同月中に広島市の復旧に向けた市長のご要望を伺う為に広島市を訪問しました折に、殉職された消防職員のお宅に弔問に上がりました。残された奥様と学齢期の子供達の憔悴したお顔を拝見して、辛くてたまりませんでした」と、記した。

「救う方にも救われる方にも大切な御家族が居て…犠牲者が出てしまった時には、互いに長い長い悲しみが続きます」とした上で「私には防災対策の推進に尽力する事しか出来ませんが、悲劇が減る事を祈っています」と決意もつづった。

今回の火災は18日午前に発生。ビル2棟の計約100平方メートルが燃え、消防司令の森貴志さん(55)、消防士の長友光成さん(22)が、消火活動中に命を落とした。これまでの調べで、2人はもう1人の消防隊員と3人で7階建てのビルの内部で消火活動をしていたが、建物の一部が崩落し、2人は取り残されたとみられている。もう1人の隊員は自力で脱出し、連絡を受けた別の隊員らが6階部分で2人を発見したが、2人は搬送先の病院で死亡が確認された。市消防局は事故調査委員会を立ち上げ、当時の状況を詳しく調べるとともに再発防止策を講じることにしている。