任期満了に伴う宮城県知事選は26日、投開票された。6選を目指す現職の村井嘉浩知事(65)に対し、4人の無所属新人が立候補。このうち、参政党が、自民党参院議員を務めた無所属新人の和田政宗氏(51)と政策覚書を締結して支援し、2人による事実上の一騎打ちとなっていた。
これまで現職として知事選を勝ち続けてきた村井氏は今回、午後8時の投票締め切りと同時に、報道各社のいわゆる「ゼロ打ち」の当確は出ておらず、村井氏と和田氏の大接戦になっているとみられる。
村井氏は9日の第一声で、5期20年の県政運営の実績を主張。「まだやり残したことがある。やれるだけの力がある」と訴え、国との連携による物価高対策なども訴えた。多選批判もある中、自民党の高市早苗総裁が激励メッセージを送り、宮城5区が選挙区の自民党の小野寺五典税調会長も応援に入った。
一方、自民党で参院議員を務めた和田氏に対しては、政策覚書を交わした参政党の国会議員らが相次いで応援に入り、神谷宗幣代表も選挙戦最終日の25日を含めて、繰り返し応援に入った。神谷氏は24日、選挙戦終盤の手応えを問われ「考えていた流れをつくれており、上々だ。十分に現職に勝てるところまではまだいっておらず、最後は追い上げてしっかり勝ちたい」と述べた。
参政党が県知事選にかかわったのは初めて。神谷氏は「かかわったことで、我々がどこまで選挙を変えられるかは、これからの首長選挙に関わるかどうかを占う大切な選挙」とした上で、「村井知事が今まで続けてこられた水道の民営化や、外国人の積極的な受け入れに関しては、NOを突きつけている。私たちが勝つか負けるかで、他の都道府県の知事さんたちも、政策について立ち止まって考えるきっかけになるのではないか」と述べていた。
結果は、今夏の参院選で大きく躍進した参政党の今後の選挙戦略にも影響するだけに、大きな関心が注がれている。
知事選には、いずれも無所属新人で、自営業の金山屯氏(85)、元同県議の遊佐美由紀氏(62)、元同県角田市職員の伊藤修人氏(33)も立候補した。

