自民党の石井準一参院幹事長は9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自身に対するSNS上の指摘に反論する主張を、5投稿連続でポストした。その上で、「間違った情報を拡散させる行為にどの様に対応するべきかを、高市総理と小野田議員と一緒に検討しています」と記し、高市早苗首相や小野田紀美・経済安全保障担当相とともに、対応策を練っていると明かした。

石井氏が問題視しているのは、高市内閣で起用された佐藤啓官房副長官をめぐる内容。佐藤氏は、旧安倍派閥の裏金問題に関与し、幹事長注意を受けた経緯がある。参院の政治倫理審査会(政倫審)で弁明を行ったものの、今年7月の参院選は非改選のため有権者の審判を受けていないとして、野党は官房副長官への起用に反発。参院本会議への登壇や参院議院運営委員会理事会への出席を拒否されるなど、「出禁」の状態が続いている。

一方、石井氏は佐藤氏の起用に関して先月28日の会見で、「多少、疑問視している」「こうしたことが起きないよう(高市首相に)強く申し出ていた」と明かした上で、高市内閣にとって「今後もこの状況が続くのは望ましくない」と懸念を示していた。

石井氏は「現在、SNS上で佐藤官房副長官の参議院議院運営委員会における出席停止について、参議院の人事に腹を立てた私の嫌がらせによるものであるという記事が拡散されていますが、その様な事実はありません」と、SNS上の自身に関する記事内容の事実関係を否定。別の投稿で「当初はこれらの投稿に反論する必要はないと考えていましたが、昨今のSNSを使用した政治的な投稿において、事実誤認や切り抜きによるイメージ操作など、目にあまる投稿が多く、これらに対し沈黙を続けていてよいものかという気持ちから、この投稿をすることにしました」とつづった。

さらに「当該投稿については政府にも報告し、今後益々増えるであろうSNSを使った政治活動において、間違った情報を拡散させる行為にどの様に対応するべきかを、高市総理と小野田議員と一緒に検討しています」とし、「難しい課題ではあると思いますが、ネット社会における新しい政治の在り方について、みんなで考えるきっかけになることを望みます」とも、つづった。

官房副長官は官邸と国会の連絡調整役を務める。現在は佐藤氏の代わりに、衆院の尾﨑正直官房副長官が参院本会議などに出席している。