高市早苗首相は18日夜、自身のX(旧ツイッター)を更新。初代総務相や自民党参院幹事長、日本維新の会共同代表など要職を歴任し、「政界ご意見番」としても知られた片山虎之助(かたやま・とらのすけ)さんが同日、老衰のため90歳で亡くなったことを受けて、追悼の言葉をつづった。
片山さんは初代総務相として、総務相を務めた経験がある高市首相にとっては、先輩に当たる立場だ。
高市首相は「初代総務大臣の片山虎之助先生のご逝去の報に接し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と記し、「郵政大臣、自治大臣、総務庁長官も務められた片山先生は、第18代・19代・23代総務大臣を務めた私にとっては大先輩です。総務委員会における質疑を通じて多くのご指導を賜りました」と、つづった。
「『とらさん』の愛称で親しまれた先輩のお人柄やご遺徳を偲びつつ、ご遺族の皆様、日本維新の会はじめ関係の皆様に対し、心からお悔やみ申し上げます」としのんだ。
片山さんは東大卒業後、旧自治省官僚をへて1989年参院選で自民党から岡山選挙区に出馬し、初当選。自民党参院幹事長も務めた実力者だったが、2007年参院選で、「姫の虎退治」をうたって立候補した民主党(当時)の姫井由美子氏に敗れ、落選。2010年に自民党を離党。新党「たちあがれ日本」に参加し、同年の参院選で政界復帰。その後、日本維新の会に参加した。
政界復帰後は、ベテランらしく硬軟を織り交ぜた国会質問や党首討論で、当時の安倍晋三首相にも迫った。当選5回。2022年参院選に立候補せず、政界を引退した。

