将棋の第19回朝日杯本戦トーナメント1回戦、伊藤匠2冠(叡王・王座=23)対羽生善治九段(55)が17日午前10時から名古屋市「ポートメッセなごや」での公開対局で行われた。先手の伊藤が攻め合いで主導権を握ると羽生の反撃をしのいで押し切り、準々決勝進出を決めた。
勝った伊藤は、「こちらが先手で積極的に動いていく展開を目指したんですけど、激しい展開に進んで、判断が非常に難しい将棋だったと思います。最後まで寄せ切れるか難しいと感じていました」と話した。
敗れた羽生は、「手順の組み合わせがよく分からなかった。最後はちょっとずつ足りないと思いながら指していました。向こうの玉が詰まないし、上に逃げられる形で、詰まないかなと思いながら指していました」と残念そうだった。
同時に同所で行われた同じ1回戦、服部慎一郎七段(26)対青嶋未来七段(30)戦は、形勢が二転三転する混戦の末に後手の青嶋が勝利をものにした。
伊藤と青嶋は、午後2時開始予定の準々決勝で対戦する。

