自民党総裁の高市早苗首相が1日、当初予定していたNHK「日曜討論」(日曜午前9時)への出演を、腕の治療を理由に急きょ見合わせた。
番組には、田村憲久政調会長代行が代理で生出演。高市首相の状況について問われ「元々選挙戦に入る前に若干痛めておられたらしいんですが、選挙戦で握手をされたり、いろんなことをされて、ご本人も、目いっぱい動いておられるので痛められたということで、その治療などがあり、本日は出席できないということでおわびを申し上げます」と述べた。
一方、SNS上では、田村氏がもともと、放送日の1日は午前8時台から、選挙区の三重1区(津市)での街頭演説を告知していたことから、意外な代理出演に驚きの声があがっている。
田村氏のSNSによると、放送前日の31日も、もともとは三重県内の遊説を予定していたが、急きょ、埼玉県内の候補者の応援演説を行ったことを明かしていた。その後にアップされた翌2月1日のスケジュールでは、午前8時55分から午前にかけて津市内で街頭演説し、夜には市内の公民館で個人演説会を行うなど、選挙区を1日まわる予定を告知していた。
ただ田村氏は、演説開始予定時刻の5分後となる午前9時には、NHKのスタジオで「日曜討論」に生出演。公式サイトでは「本日は急遽、高市総裁の代打としてNHK日曜討論に出演となり、地元の方々には大変ご迷惑おかけしました。そして私の代打に妻の圭子が皆様にお声を届けさせていただきました」とつづった。
Xでは「本当なら三重にいる筈なのに」「田村も田村でタフやんな」「なぜ三重にいるはずの田村憲久がいるかなどミステリー要素が豊富」「30分前に代わりに出られる田村憲久さんもすごい」などと驚きの反応が上がっている。
日曜日だった1日の場合、仮に朝まで都内に滞在して津に移動する場合、東海道新幹線の始発「のぞみ99号」は、品川を午前6時に出て津に近い名古屋は7時27分着。そこから津までは在来線特急を利用しても約50分で、8時55分はギリギリの時間となる。一方、津に滞在していた場合も、名古屋6時20分発の始発「ひかり630号」で品川着8時9分。車を利用した場合でも、同様かそれ以上の時間がかかるとみられ、いずれもタイトなスケジュールとなる。
高市首相の「ドタキャン」をめぐっては、番組に出演した社民党の福島瑞穂党首や共産党の田村智子委員長が、放送開始30分前に欠席を告げられたことを明かしている。
三重1区には田村氏のほか、中道改革連合の前職の福森和歌子氏、共産新人の出口洋介氏が立候補している。

