こんにちは。今週のコラムは、来週行われるセレクトセールの注目点と、ヨーロッパ競馬に現れたスター種牡馬の予感をさせてくれる馬のご紹介をしたいと思います。
今年のセレクトセールの目玉は何と言っても、セール2日目に上場されるイクイノックス産駒たちだと思います。彼の産駒たちの注目度が高いのは“国内外問わず”という状況ですが、それ以外にも素晴らしい新種牡馬や海外の新種牡馬の持ち込み馬もいるので、去年以上の盛り上がりと売り上げが達成される可能性はかなり高いと思います。関係者の話では、イクイノックス産駒は父馬の影響を受けている馬が多いらしいので、がっしりタイプの体形というより、スリムボディタイプの馬が多いそうです。セリの中では見極めが非常に難しいので、値段へどのような影響を与えるのか注目です。
他には、現2歳世代で最も注目を集めているコントレイルですが、いまだ新馬勝ち馬がいない中で、イヤリングと当歳馬の金額にどう影響するのか非常に気になります。私個人としては、まだ評価をするには時期尚早だと思いますが、もし金額が下がる傾向になった場合は、ある意味「お買い得価格で素晴らしい馬に出会える」かも知れません。また、個人的には新種牡馬の中でタイトルホルダーとシュネルマイスターが非常に気になっています。セレクトセールは私自身も現場へ行くので今から楽しみです。
話は変わって、先週イギリスのサンダウン競馬場ではエクリプスSが行われ、3歳牡馬のドラクロワが勝利しました。この馬には今の戦績以上に、将来の種牡馬としてのスター性を予感しました。まず血統的に、ドバウィ産駒で母方にガリレオの血が入っていないということは、ガリレオ系の名牝を数多く所有するクールモアグループにとって、これほど配合しやすい種牡馬候補はいないのではないか、と思います。特にドバウィは、ヨーロッパで素晴らしい成功を収めているので、種牡馬としての成功にもより自信を持てるのではないかと感じます。種牡馬としての仕事が待っている以上、ドラクロワの走りを見られるのは年内だけかもしれませんが、今後、日本馬とヨーロッパでどう戦って、どんな走りをするのか注目したいと思います。日本同様、世界でもここ数年で種牡馬界は大きな世代交代が起きるのではないかと予感します。
(レースホースコーディネーター)



