昨年の皐月賞馬ソールオリエンスを管理する美浦・手塚貴久厩舎では、元管理馬で菊花賞、天皇賞・春連覇とG1・3勝のフィエールマンの子が今世代からデビュー。

手塚厩舎の本紙注目2歳馬
手塚厩舎の本紙注目2歳馬

手塚師は「夏を越してよくなる子が多そうだが、産駒の評判はいい」と話す。同産駒ゴールドエッセンスの22(牡、馬名予定レヴーズマン)は近親に21年ダービー馬シャフリヤールがいる。「デビューは秋以降。柔らかい感じで芝の中距離向き」。同じ父のトレジャーステイトの22(牡、馬名予定ビリングス)は早いデビューを見込む。「兄(ピースオブエイト)も重賞を勝っているし、この子はマイルより長くてもいい」と見通す。

フォエヴァーダーリングの22
フォエヴァーダーリングの22

フォエヴァーダーリングの22(牝、父キズナ、馬名予定ブラウンラチェット)は無傷の5連勝でUAEダービーを制し、ケンタッキーダービーに挑む若きダート王フォーエバーヤングの半妹だが「ゴムマリみたいな走りで芝で切れそう」とタイプは違うよう。同じくキズナ産駒のセリエンホルデの22(牡、馬名予定シュネルケーニヒ)は、自厩舎で活躍したG1馬シュネルマイスターの半弟。「少し成長が遅いが血統はいい。走ってきそう」。ドゥラメンテ産駒のマスクオフの22(牡、馬名予定マスカレードボール)は「馬っぷりが良くて大物になりそう」と期待する。【桑原幹久】