<1>アドマイヤハイジ(函館10R奥尻特別・14時50分発走)

武豊騎手(2023年5月撮影)
武豊騎手(2023年5月撮影)

20年以降に行われた函館芝2000メートルでの3歳上のレースでは、武豊騎手が【3・0・3・6】の好成績。勝利数こそ4勝の丹内騎手に次ぐ2位タイだが、複勝率50%は丹内騎手(同26・1%)を大きく上回る。

調教師では友道師が【2・0・2・1】で勝利数は2位タイ、複勝率80%を記録する。

武豊騎手が騎乗する友道厩舎のアドマイヤハイジにとって、函館芝2000メートルは一昨年に初勝利を挙げた舞台。当時の鞍上も武豊騎手だった。昨年の奥尻特別をフィデルで制した武豊騎手×友道師のコンビが、今年はハイジで勝利だ。


<2>グレイイングリーン(阪神11R米子S・15時35分発走)

グレイイングリーンと岩田望来騎手(2022年撮影)
グレイイングリーンと岩田望来騎手(2022年撮影)

20年以降に行われた阪神芝1600メートルでの3歳上のレースでは、岩田望騎手が【5・0・1・18】で勝利数トップ。

また、厩舎別では池江厩舎が【1・3・1・8】、複勝率38・5%の好成績で、種牡馬ではディープインパクト産駒が8勝でダントツだ。

池江厩舎のディープ産駒グレイイングリーンの良績は芝1400メートルに集中しているが、ここ2走はマイルでも小差の連続6着。3走前には重賞の阪急杯で0秒6差の4着に好走しており、リステッドなら能力上位だ。中間の5月31日には坂路4ハロン50秒1の自己ベストを馬なりでマークしており、今回はマイルでもひと押しが利くとみた。


<3>ディクテオン(東京11RスレイプニルS・15時45分発走)

4月30日ブリリアントSを制したディクテオン
4月30日ブリリアントSを制したディクテオン

昨年以降の東京ダート2100メートル戦では、菅原明騎手が【7・4・3・27】で勝利数トップ。

厩舎別では吉岡厩舎が【3・0・2・3】、複勝率62・5%と優秀で、種牡馬ではキングカメハメハが【8・8・4・30】で連対率32%、母父馬ではキングヘイローが【4・0・4・4】で複勝率66・7%の好成績を残す。

菅原明騎手が騎乗する吉岡厩舎のディクテオンは、キンカメ産駒で母父はキングヘイロー。今回の舞台では、前走ブリリアントSを4角12番手から上がり最速タイの末脚で勝利するなど【3・0・2・0】で複勝率100%を誇る。初の58キロは鍵だが、得意舞台での差し切りを期待だ。


【先週土曜の結果】

<1>ワセダタンク

阪神10R洲本特別 12着(2番人気)

<2>クリダーム

函館11R函館日刊スポーツ杯 13着(3番人気)

<3>サクセスシュート

東京11RジューンS 1着(3番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。