<1>ハーツラプソディ(土曜中京11R・豊明S)
19日の栗東Cウッドは、ラスト1ハロン11秒台前半が続出する高速馬場だった。とはいえ、10秒台をたたき出したのは1頭だけ。その爆発力を見逃すわけにはいかない。もともと攻め駆けするタイプだが、馬なりで4ハロン51秒9-10秒8。特大のインパクトがあった。昇級初戦で、末脚不発に終わった前走・多摩川S9着からの上積みは相当に大きいとみる。
<2>ルージュスティリア(日曜中京11R・中京記念)
19日の栗東Cウッドで5ハロン63秒4-11秒2を馬なりで計時。余力たっぷりに5ハロンの“持ち時計”を1秒9も更新した。13日の1週前追いでも坂路4ハロン50秒8の自己ベストタイ。調教時計だけを見れば、生涯最高の出来といっても過言ではない。3勝クラスを勝利した中京芝マイルで、成長した姿を見せつけるか。
<3>ベルシャンブル(土曜中京9R・香嵐渓特別)
19日の栗東Cウッドで6ハロン85秒7。全体時計は目を引くものではないが、テンからの1ハロンごとのラップは16秒6-16秒0-15秒7-14秒5と、マイルから2000メートルへの距離延長を見越してか、緩やかな入りだった。そこでしっかりとためを利かせて、ラスト2ハロンは11秒7-11秒2の加速ラップ。折り合いに進境を求めた陣営の思惑に“一発回答”という見方でOKだろう。年長馬とは初対戦だが、定量53キロのアドバンテージを生かせば好勝負になる。
【先週の結果】
<1>メイショウブレゲ
土曜中京11R・関ケ原S 5着(7番人気)
<2>クインズレモン
日曜福島10R・会津S 14着(7番人気)
<3>タガノタント
日曜中京12R 8着(10番人気)
◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。