<1>22年・3連単53万7590円=優勝馬ポタジェ

当時、重賞未勝利だったディープインパクト産駒ポタジェがG1初制覇を飾った。好位4、5番手追走から直線で外に導かれると、測ったかのように、2着レイパパレを首差かわした。8番人気、単勝58・7倍の低評価を覆しての勝利だった。馬連は1万980円と万馬券。3着に7番人気アリーヴォが入ったこと、単勝1・5倍のエフフォーリアが9着に敗れたことから、3連単は53万7590円の高配当となった。

22年、ゴール前抜け出して大阪杯を制したポタジェ(左)
22年、ゴール前抜け出して大阪杯を制したポタジェ(左)

<2>06年・3連単15万590円=優勝馬カンパニー(当時はG2)

福永祐一騎手が騎乗した3番人気カンパニーが後方から鮮やかに差し切った。重馬場のなか、シルクフェイマスが淡々と引っ張るミドルペースを後方3番手でじっくりと追走。手応え良く直線に向くと、馬場の真ん中を豪快に突き抜けた。2着には後方2番手追走の6番人気マッキーマックスが入り、差し馬のワンツー決着に。3着には早め先頭の5番人気スズカマンボが粘り込み、3連単15万590円の高配当となった。

06年、ぬかるんだ馬場をものともせず大阪杯を制したカンパニー
06年、ぬかるんだ馬場をものともせず大阪杯を制したカンパニー

<3>01年・馬連3万8890円=優勝馬トーホウドリーム(当時はG2)

安藤勝己騎手が騎乗した9番人気の伏兵トーホウドリームが後方から豪快に差し切り、重賞初制覇を決めた。単勝1・3倍で1強ムードだったテイエムオペラオーは、序盤後方に待機し3コーナーから早めに進出したが、最後の最後で伸びを欠いての4着。その後ろからオペラオーを目標にしていたトーホウドリームが1着、4番人気エアシャカールが2着に入り、馬連3万8890円のびっくり配当が飛び出した。

01年、大外から強襲し、大阪杯を制したトーホウドリーム(手前右)
01年、大外から強襲し、大阪杯を制したトーホウドリーム(手前右)