<1>カルネアサーダ(日曜中山12R春雷S)

23年12月、タンザナイトSを制したカルネアサーダ(左)
23年12月、タンザナイトSを制したカルネアサーダ(左)

10日水曜の栗東坂路を4ハロン54秒2で駆け上がった。全くの馬なりとあって、古馬のオープン馬にしては控えめな全体時計だったが、ラスト2ハロンは11秒8-12秒0を刻んで、この日唯一の23秒台。3カ月ぶりの実戦でもいきなり動ける態勢にあることは間違いないだろう。

芝、ダート兼用のパワータイプだけに、開催最終週の荒れ馬場も歓迎。スッと先手を奪って、2走前(タンザナイトS1着)の逃走劇再現を狙う。


<2>タガノデュード(土曜阪神11RアーリントンC)

タガノデュード(2024年4月10日撮影)
タガノデュード(2024年4月10日撮影)

10日水曜の栗東坂路で4ハロン55秒0を計時。16秒3→14秒3のゆったりした入りから、3ハロン目に12秒7と急加速。強めに追われたラスト1ハロンはさらにもう1段ギアを上げて、この日の最速タイとなる11秒7でフィニッシュした。

近2走(こぶし賞4着、フローラルウォーク賞3着)はともに34秒1とメンバー上位の上がりをマーク。さらに切れ味を増した今なら、直線の長い阪神芝マイルの瞬発力勝負でも引けを取ることはない。


<3>リッケンバッカー(日曜阪神10R立雲峡S)

3月31日、キタサンブラックC16着に敗れたリッケンバッカー
3月31日、キタサンブラックC16着に敗れたリッケンバッカー

10日の栗東Cウッドで強めに追われて、6ハロン79秒1とこの日の1番時計をマーク。馬場の内めを回ったとはいえ、11秒4-11秒9とラスト2ハロンも11秒台にまとめて、軽快な脚取りのままゴールを駆け抜けた。

前走から中1週と間隔は詰まるが、出来の良さは明らかに前走(キタサンブラックC16着)以上。課題の集中力さえ続けば、ブービー大敗からの大変身があっていい。


【先週の結果】

<1>ゴールドエクリプス

土曜阪神11R阪神牝馬S 8着(8番人気)

<2>サンライズオネスト

日曜福島11RモルガナイトS 3着(4番人気)

<3>ジレトール

日曜中山11R京葉S 3着(6番人気)

◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。