☆シャンドゥレール(土曜札幌11R・札幌2歳S7着)

ゲートの駐立が悪く、1馬身出遅れた。向正面からジワッとポジションを上げるが、まくるほどの勢いはなく、4コーナーでは内にもたれ気味。直線はずっと右手前のままで馬群にのみ込まれた。デムーロ騎手は「まったく集中してなかった」と話したように、幼さ全開で気持ちが走る方に向いていない。新馬戦の内容からポテンシャルの高さは間違いないが、まだ出し切れていない印象だ。大型馬で小回りよりも広いコース向き。いろいろ課題はあるが、競馬を覚えてくれば重賞級に育つ可能性を秘めている。


☆ジャスティンヴェル(土曜新潟9R・瓢湖特別1着)

好位の外めで折り合い良く進んだ。4コーナーではかなり外へ振られたが、そこから先に抜け出した2着バラジに並びかけての競り合い。かわしてからしぶとく粘られたが、最後は力でねじ伏せた。まだ、全体に緩い感じで、仕掛けて瞬時に反応できないが、体質がしっかりすれば、もっと切れる脚が使えそう。ドゥラメンテ産駒で馬っぷりが良く、まだ7戦のキャリアを考えれば、伸びしろは大きい。距離は2000~2400メートルくらいの長めがいい。昇級しても2勝クラスなら勝負になる。


☆ヤマニンサルバム(土曜小倉9R・筑後川特別2着)

それほど速いペースの逃げではなかったが、前半からトーホウディアスに突かれる形。向正面で息が入ったところで、今度はホウオウジョルノにまくられた。仕掛けてハナを奪い返すもかなりきつい展開。直線は内から伸びたアナゴサンとの激しいたたき合い。いったんは半馬身くらい出られたが、そこから差し返す根性を見せて鼻差。負けはしたが中身は濃い。なかなか勝ち切れないが、1戦ごとにレース内容は良くなっており、1つ勝てば一気に上のクラスまで駆け上がっていける。次は確勝級だ。