☆ニシノティアモ(土曜東京9R・フリージア賞5着)

前走のマイルから2000メートルに距離が延びた影響か、少し気負いが見られた。向正面で逃げ馬の後ろについてから落ち着いたが、前半で体力を消耗したのが痛い。直線は1着マーシャルポイント、3着サトノオラシオンの間、狭いスペースを突いて伸びかけたが、ゴール前でホーエリートと接触してバランスを崩す不利。勝ち馬とはわずか0秒1差だけに、あそこがスムーズなら上位3頭ともっと際どい競馬になっていた。430キロの小柄な牝馬だが勝負根性は抜群。もう少しボリュームアップすれば重賞にも手が届く。


☆ラムジェット(日曜東京9R・ヒヤシンスS1着)

スタートは出たがダッシュがつかず、向正面の手応えももうひとつ。3コーナーからは追い通しで、4コーナーを回る時には早くも肩ムチが飛んだ。まだ体を持て余し気味で、いっぱいに追われてからもモタモタしていたが、右手前に替えると一気にエンジンがかかった。あっという間に前を捉えて、最後は2着アンクエンチャブルに3馬身差をつけた。上がり36秒1は2番目に速い馬を0秒8も上回る。器用さがなく教えることも多いが、大物感があり将来性は十分だ。


☆ゴールドエクリプス(日曜小倉11R・小倉大賞典12着)

スタートで落馬した隣枠のホウオウアマゾンと接触するアクシデント。その影響でスタンド前は最後方を進んだ。向正面に入って徐々にポジションを挽回。勝ったエピファニーの後ろで流れに乗ったように見えたが、4コーナー途中で逆手前になるなど、やはりリズムが良くなかった。同じ位置でもスムーズにポジションを取れていれば、結果は違っていただろう。それでも3コーナー過ぎから大外をまくった脚には見どころがあり、重賞でも巻き返すだけの力はある。