今日2日は園田で日刊スポーツ賞六甲盃(2400メートル)が行われる。全国交流の地方重賞。連覇を狙う船橋のトーセンブル(牡7、山中)をはじめ、今年は南関東から大挙5頭が西に向かった。地元の兵庫からは昨年2着の雪辱を期すジンギ(牡6、橋本明)などが出走する。さらに夜の門別ではダートグレードの日刊スポーツ賞北海道スプリントC(Jpn3、1200メートル)も行われ、こちらには大井のハートプレイス(牡4、佐宗)が参戦。どちらも熱い戦いになりそうだ。

他地区遠征といえば浦和のダノンレジーナが制した5月22日の佐賀ヴィーナスC。この勝利が佐賀での重賞初制覇だった小久保師は浦和、大井、川崎、園田、笠松、船橋、盛岡、水沢、名古屋、金沢に続く、実に11場目の重賞勝ち。これで地方の現存競馬場で重賞を勝っていないのは門別、姫路、高知の3場となった。門別は12年ブリーダーズGCのトーセンスターン6着が最後の遠征だが、姫路は21年兵庫ウインターCのトーセンレビュー2着、高知は18年黒船賞のブルドッグボス3着がどちらも0秒1差の惜敗。地方全場重賞制覇の偉業達成は時間の問題かもしれない。【牛山基康】