いまにし亭(以下い) 10Rの(11)ナツハヨルの馬主さんって、古典文学のファンかな。

熊 なんで。

い 平安時代の作家で歌人、清少納言が書いた「枕草子」の一節。「春はあけぼの~」で始まる随筆があって、春夏秋冬のいいものを挙げている。春はあけぼの(夜明け)、秋は夕暮れ、冬はつとめて(早朝)。で、夏は夜、と言っている。

熊 レース名(盛夏特別)にも夏があるしね。

い ここ2走、1500、1400メートルのC2戦で1、2着と悪くない。持ち時計もデルマジザイに続くメンバー2番目。相手は強くなるが、狙ってみる価値はある。

熊 「枕草子」といえば、大井にはハルハアケボノ(牝5)がいる。

い 今のところ、同じレースで走ったことはないようだが、1歳違いの牝馬同士。今後、一緒にゲートに入る日がないとはいえない。その顔合わせが実現したら、古典好きは応援するかも。ちなみに、調べた範囲ではアキハユウグレ、フユハツトメテはいなかった。

熊 枕草子で「夏は~」のあと、蛍が出てくる。蛍は夜にきらめく。クニノキラメキを相手の3連複で勝負。(11)(2)-(10)(8)(3)(7)。

【今西和弘】