一昨年から重賞に格上げされた22日大井のゴールドジュニア(S3)。昨年から距離が1200メートルに短縮されたが、これに合わせたかのように昨年から川崎では9月中旬までの3開催連続で900メートルの2歳特別が組まれている。こだま賞、ひかり賞、のぞみ賞。いかにも速そうなレース名にも引かれて注目してきた。

昨年はこの路線からゴールドジュニアに向かう馬がいなかったが、今年は8月2日のこだま賞を制した川崎のグリーリー(牡2、岩本)が出走予定。「賞金を加算しておいた方がいいと思って使ったんだけど、スタートでつまずいて、それでも勝った。その後は間隔を空けてここというのは決めていた」と岩本師。5月に900メートルのデビュー戦を快勝後、1400メートルで逃げて3、2着。その2戦も悪くなかったが、1ターンに戻った前走が番手の競馬で2馬身差の快勝という好内容だった。「入着ぐらいはあるかな」と師は控えめだが、2着馬は次走でひかり賞を快勝。この路線の筆頭格として挑む。【牛山基康】