今年は世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン」の古馬シーズン優勝を目標に掲げていた浦和のダノンレジーナ(牝6、小久保)。5月22日に行われた開幕戦の佐賀ヴィーナスCを圧勝で飾り、その後は7月15日の兵庫サマークイーン賞、9月2日の秋桜賞と3連勝。今日の最終戦、レディスプレリュードを待たずに優勝が決まりそうな勢いで勝ち進んできた。

全9戦の古馬シーズン。8戦を終えてシリーズ2勝以上が同馬だけという今年はポイント順位でも断然の1位。45ポイントを獲得して最終戦を迎えた。ここを無事に走れば優勝は間違いない状況となり、焦点は最終的に何ポイントを獲得するのかになってきた。10年に創設されたこのシリーズ。過去12回の古馬シーズン優勝馬の最高ポイントは18年ディアマルコ、19年クレイジーアクセルの52ポイント。最終戦は着順でのポイントに加えて地方馬のなかで3位以内に入ればエクストラポイントも加算される。歴代最高を更新しての優勝となるのかにも注目だ。【牛山基康】