14日の関東オークスは米国産のパライバトルマリンが制した。14年のエスメラルディーナ以来となる外国産馬の勝利。どちらも吉田和美オーナー。予想のヒントはそこにもあったか。

それよりもヒントになりそうだと思っていたのは父マリブムーンの血統だ。その父エーピーインディの産駒にはバーナーディニ、その産駒には18年に韓国に輸入された種牡馬トゥオナーアンドサーヴがいる。11日に行われた韓国ダービーを3馬身差で快勝したグローバルヒットは韓国での2年目産駒で、2着にもナオルスナイパーが入り、ワンツーフィニッシュを決めた。その流れが来るかもしれないと考えていた。関東オークスだけでなく韓国遠征でトゥクソム杯も制したエスメラルディーナは父ハーランズホリデー。その父ハーランといえば8年間に産駒が韓国ダービーを6勝した韓国の大種牡馬メニフィーの父。ほかにも21年の韓国オークスを制したチェガンブラックは母アルヴィスが07年の関東オークス3着。なぜか関東オークスは韓国競馬に縁があると感じていた。

4日に行われた韓国オークスを制したチュルゴウンヨジョンの父カラーズフライングもエーピーインディ産駒。流れは来ていたのだが…。それだけで◎までは打てなかった。【牛山基康】