17日のブルーバードCに出走した佐賀のウルトラノホシ(牡3、真島元)。前回の全日本2歳優駿に向けては早めに移動して小向トレセンに入厩したとのことだが、今回は船橋競馬場に直前輸送だった。

真島元師に理由を聞くと「いろいろ試しておかないと」。前回は最終追い切りを川崎競馬場で行ったが、佐賀競馬場で追い切ってからの輸送でどうなるか。先を見据えたチャレンジだったようだ。

到着後の様子を見てきた師は「前走より増えているかも」。直前輸送も問題ないと笑顔だった。馬体重は515キロで前走から7キロ減だったが、真島補佐に聞くと追い切りでかなり負荷をかけたという。師の見た目より減っていたのはその分か。結果は4着だったが、4角手前で行き場を失い、外に出した時に前の馬に触れて大きくつまずいた不利があまりにも大きかった。

順調なら次走は2月14日大井の雲取賞(Jpn3、1800メートル)。3歳ダート3冠に向けた新制度を利用して栃木県の地方競馬教養センターに入厩したものの環境の変化に慣れず、すでに佐賀に帰厩したとのことだが、船橋で直前輸送も克服。選択肢は広がったということだろう。【牛山基康】