オーバルスプリントの連覇など、重賞5勝を挙げたノブワイルド。その2年目産駒にしてラストクロップが25日、浦和でデビュー戦を勝利した。ワイルドウルル(牝2、小久保)。産駒のデビューは2頭目だが、小久保厩舎からのデビューは初めて。父のノブワイルドだけでなく、母のジョーストーリーも同厩舎という配合で新馬勝ち。小久保師の喜びもひとしおだろう。

「ひ弱なところとか、お父さんに似てるよね。お母さんの弾力がない。どちらかというと、お父さん似かな。故障させないようにしないと。お父さんは故障が多かったから」と師。心配もあるが、習志野きらっとスプリントも連覇した父の速さは言うまでもなく、母もデビューから3連勝を挙げ、ローレル賞3着、ユングフラウ賞2着と重賞戦線をにぎわせた。出負け気味のスタートを克服して800メートルで4番手から差し切りを決めたデビュー戦は両親のスピードを受け継いだからこそではないだろうか。

ちなみに同日はノブワイルドの誕生日。それに気づいていたという師は「すごいよね。この次はそういうのがなくても勝てるように頑張ります」。頭差で差し切ったゴール寸前の脚は一昨年12月に12歳で早世した父からの後押しもあったのかもしれない。【牛山基康】