今年も日本調教馬の戴冠はならなかった。日本代表シンエンペラー(牡3、矢作)は外めのもまれない位置で運んだが、直線では自慢の切れ味を発揮できず12着に敗れた。

海外G1・8勝の矢作芳人調教師(63)と弟子の坂井瑠星騎手(27)で挑んだが、1920年の創設から欧州調教馬以外に制覇を許していない難攻不落の牙城は崩せなかった。11度目の挑戦だった武豊騎手のアルリファー(牡4、J・オブライエン)は中団後方から運んだ。最後の直線はシンエンペラーの外から追い込もうとするも11着に終わった。


勝ったのは英国のブルーストッキング(牝4、R・ベケット)。同舞台の前走ヴェルメイユ賞に続いてG1連勝を飾った。2着はアヴァンチュール(牝3、C・フェルラン)でヴェルメイユ賞1、2着の牝馬によるワンツー決着だった。逃げたロスアンゼルス(牡3、A・オブライエン)が3着に粘った。

日本国内の馬券売上は凱旋門賞歴代3位となる46億2335万9800円だった。

馬連(7)(16)2290円、馬単(7)(16)4750円、3連複(7)(14)(16)8490円、3連単(7)(16)(14)4万2620円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)


◆コース紹介

 2400メートルの凱旋門賞は右回りの芝大回りコースで行われる。後方に風車が見える1、2コーナー中間からスタートし、最初は長い直線を1000メートル近く駆け上がる。その後は2段階に分けて、右にカーブしていく。最初は緩やかに坂を下り始め、カーブの角度がきつくなったところから始まるのがフォルスストレート。最後の直線は533メートル。直線の残り450メートル付近から仮柵がなくなり、内側に約5メートル幅のスペースが生まれる(オープンストレッチ)。直線自体は平たんで末脚の切れ味を要求されるが、長い坂を下ってきた後のため持久力も要求される。