香港では、秋の訪れを待って8日(日曜)のシャティン競馬場開催から新たなシーズン(2024~25年シーズン)が開幕します。

去就が注目されたゴールデンシックスティは正式に引退が発表されることになりましたが、これ以外の受賞馬はそろって現役を続行。G1安田記念を制して、昨シーズンの年度代表馬に輝いたロマンチックウォリアー(セン6、父アクラメーション)に新たな“香港競馬の顔”が期待されています。

【2023/24シーズンの香港部門別代表馬】

年度代表馬 ロマンチックウォリアー

最優秀中距離馬 ロマンチックウォリアー

最高人気馬 ロマンチックウォリアー

最優秀4歳馬 ギャラクシーパッチ

最優秀短距離馬 カリフォルニアスパングル

最優秀マイラー ゴールデンシックスティ

最優秀長距離馬 ファイブジーパッチ

最優秀グリフィン カーインライジング

最高成長馬 カーインライジング

ロマンチックウォリアーとともに今シーズンの飛躍が待たれているのが、昨シーズン、最もレーティングを上昇させた馬に贈られる最優秀成長馬と、香港デビューの2歳及び3歳馬を対象とする最優秀グリフィンのタイトルを獲得したカーインライジング(セン4、父シャムエクスプレス)です。

香港デビューとなった昨年12月にレーティング52からスタートして7戦5勝。シーズン最終戦で重賞初挑戦となった6月のG3シャティンヴァーズ(芝1200メートル)でビクターザウイナーなど年長のG1馬を倒して優勝。レーティングを111にまでアップさせました。

この馬の主戦場である短距離路線には、マイルから距離を短縮して存在感を光らせたカリフォルニアススパングル(セン6、父スタースパングルドバナー)や、G1高松宮記念で3着したビクターザウィナー(セン6、父トロナド)、昨年のG1香港スプリントの覇者ラッキースワイネス(セン6、父スワイネス)などの強者が待ち受けていますが、まずは新シーズン開幕日の呼び物レースとなる香港特別行政区長官盃(芝1200メートル)で、さい先の良いスタートを切りたいところでしょう。

香港特別行政区長官盃の昨年の勝ち馬であるビクターザウィナーと、一昨年のラッキースワイネスはともにここをステップにG1奪取につなげており、カーインライジングを管理するデヴィッド・ヘイズ調教師は、早くも2戦目に10月20日(日曜)のプレミアボウルハンデキャップ(芝1200メートル、シャティン)、3戦目に11月17日(日曜)のG2ジョッキークラブスプリント(芝1200メートル、シャティン)を使って、12月8日(日曜)のG1香港スプリント(芝1200メートル、シャティン)を狙う考えを明らかにしています。

この他にも昨シーズン12戦して6勝、2着3回の好成績を残し、シーズン終盤に1600メートルと1800メートルの重賞を2連勝したギャラクシーパッチ(セン5、父ワンジナ)の進路も気になるところ。

9月29日(日曜)のG1スプリンターズS(芝1200メートル、中山)にはビクターザウィナーと、6月のG3プレミアカップ(芝1400メートル)でカリフォルニアスパングルを差し切って初重賞を飾ったムゲン(セン6、父ディープフィールド)の来日が決定。見どころ満載の香港競馬に注目です。

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績は2024年9月6日現在