実績馬サンレイポケット(牡7、高橋忠)が1年ぶりの復活Vを目指す。

鳴尾記念(G3、芝2000メートル、4日=中京)に向けて1日に追い切られ、坂路4ハロン53秒1でクリノマジン(3歳1勝クラス)を追走して併入。ラスト11秒8は7歳にして自己最速だった。鮫島駿騎手は「もともと動くタイプではないけど、時計的にすごく動けている。いいと思う。出来は悪くない」と評価した。

昨年の天皇賞・秋とジャパンCではともに4着と健闘したが、今年はG2・2戦で3、7着とやや物足りない。鞍上は「前走(金鯱賞)のように1分57秒台(の決着)だと厳しい。タフな展開や馬場になってほしい」と願う。高橋忠師は「できれば宝塚記念を使いたい。若干スローなペースで良化しているイメージだけど、目いっぱいにやると後に響くので」と今後も見据える。今こそ底力を見せる時だ。