注目の新種牡馬サートゥルナーリアの初年度産駒がセレクトセールに登場し、いきなりの億超えとなった。上場番号316番のカゼルタの22(牡)は1億4000万円(税抜き)で(株)ダノックスが落札した。ダノックスの岡田良樹ディレクターは「種牡馬と馬の状態を中心に選んでいて、うちとしてはサートゥルナーリアは、これがいきたかった」と話した。

母は4勝。3代母ガゼルロワイヤルは仏G1・ヴェルメイユ賞2着馬で吉田勝己氏の所有馬だった。

サートゥルナーリアは父がロードカナロア、母がシーザリオという血統。デビューから無敗で18年ホープフルS、19年皐月賞を制した。半兄エピファネイア、リオンディーズがすでに種牡馬として好結果を出しており、自身も産駒の活躍に大きな注目が集まっている。グリーンチャンネルの「JRHAセレクトセール生中継」ではセール開始前に解説者が「今日はサートゥルナーリア祭りになるんじゃないか」と予言。1頭目から億超えとなり、産駒をめぐって、し烈な争奪戦が演じられそうだ。