凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に挑むタイトルホルダー(牡4、栗田)が本番で使用する帽子の色が、レースのスポンサーを務めるカタールの国旗に採用されている「マルーン」(栗色。赤と黒の中間)に決まった。

日本が枠で帽子の色が決まるのに対し、海外は勝負服同様に馬主が色を指定するため。「オーナー(山田弘氏)が決めました。凱旋門賞と同じ、いい色だと思います」(栗田師)。

馬は遠征へ向け、順調だ。先週に美浦へ帰厩し、週末は土曜に坂路で初時計(4ハロン56秒9-ラスト13秒1)。31日はウッドを単走で5ハロン68秒0-ラスト11秒9を楽々マークした。栗田師は「予定通りです。先週は元気が良くて、今朝は落ち着いた感じだった。輸送も考慮してやっていきたい。現地(シャンティイ)ではリオンの坂路をベースに調教を考えてますが、それもしっかり相談してやっていきます」と話した。

日本出国は16日朝。コンビを組む横山和騎手も同じ週に渡仏し、現地を視察する予定になっている。