昨年宝塚記念2着以来のヒシイグアス(牡7、堀)は美浦ウッドで態勢を整えた。ゼーゲン(古馬3勝クラス)と併せ、5ハロン69秒2-ラスト12秒4。ばねの利いた走りで軽快に併入した。

堀師は前走後の状況とここまでの過程について説明。「宝塚記念のレース直後は良かったのですが、輸送して美浦に到着したときはひどい熱中症になっていて、生死の境をさまようぐらいでした。入院して回復するのに相当の時間がかかり、冷房の馬房でしばらく過ごした後、涼しい北海道で立て直し、ノーザンファームしがらきへ移動。美浦へは1月28日に帰厩しました。後遺症で脚のむくみがありますが、カイ食い、健康状態は良く、リフレッシュ感があって、気持ちは前向きです。相変わらずトモの左右差のケアは必要ですが、乗り手の全体の印象はいいようです」と話している。