古川奈穂騎手(22=矢作)が、マナウス(牝4、田中克)で京都競馬場初勝利、今年の9勝目を挙げた。好スタートから主導権を奪い、3~4コーナーの中間でマテンロウアイにいったんまくられたが、直線で伸び返した。

勝利にも、レース後は神妙な面持ちだった。3日に、他の若手5騎手とともに、開催日における通信機器・スマートフォンの不適切使用に対する制裁で、来週13日から6月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けたばかり。

「いろんな方にいろいろご迷惑をおかけしてしまった中でチャンスのある馬に乗せていただき感謝の気持ちでいっぱいです。道中は人間が焦るところもありましたが、馬が自ら前を追いかけてくれて馬の力に助けられました」と話した。