5月30日に35歳で死亡したナイスネイチャの葬儀が同31日、生まれ故郷の北海道浦河町・渡辺牧場で執り行われた。認定NPO法人引退馬協会がツイッターで報じた。

同ツイッターでは「本日ナイスネイチャの葬儀が執り行われました。とても心のこもった、あたたかな雰囲気のなか、ナイスネイチャは渡辺牧場さんの墓地にて眠りにつきました。たくさんの花とお供えが届きました。ナイスネイチャも喜んでいることと思います。ありがとうございます」と記され、多くの花とともに生前の同馬の写真も供えられた画像がアップされている。

ツイートを見たファンからは「多くの人達に愛され幸せな馬生でしたね、貴方が居なくなった喪失感は計り知れないけれど、ずっと忘れません、ありがとうナイスネイチャ号」「ネイチャ 長い間お疲れ様でした 皆んなのお気持ちに囲まれて良かったね また会いに行くね ありがとう ネイチャ」「幸せそうな最後で本当に良かった 唯一無二の稀代の名馬の安らかな眠りをお祈り申し上げます さよならネイチャ、今までありがとう、お疲れ様」など、お別れのツイート文も寄せられている。

 

ナイスネイチャは現役時代、91~93年有馬記念で3年連続3着に入るなど、個性派として人気を集めた。今年35歳で存命中のJRA重賞勝ち馬では最高齢だったが、5月に入って体調を崩し、熱発などの症状があり治療が続けられていた。引退馬協会のホームページによると、5月30日の朝から心拍数が上がり、腸の動きも鈍化し、体力的にも限界だったため、午後0時40分に安らかに旅立った。