札幌出張記者によるコラム【札幌便り】で、先日、松田直樹記者が書いた記事が、よく読まれているようです。

1~5着まで同着、同着…となっている「電光掲示板のテスト画像」についての記事でした。

ちなみに、JRA重賞での「1着同着」は、1955年(昭30)以降、11例あります。

◆1955年・クモハタ記念 ヨシフサ(2番人気)、マサハタ(1番人気)

◆1961年・日本経済新春杯 タイカン(6番人気)、キオーガンヒカリ(4番人気)

◆1976年・愛知杯 ハードラーク(4番人気)、トウカンタケシバ(2番人気)

◆1979年・福島記念 ファニーバード(5番人気)、マイエルフ(3番人気)

◆1988年・阪神大賞典 タマモクロス(1番人気)、ダイナカーペンター(5番人気)

◆1997年・平安S シンコウウインディ(3番人気)、トーヨーシアトル(2番人気)

◆2002年・京成杯 ヤマニンセラフィム(2番人気)、ローマンエンパイア(1番人気)

◆2007年・阪急杯 エイシンドーバー(4番人気)、プリサイスマシーン(3番人気)

◆2010年・オークス アパパネ(1番人気)、サンテミリオン(5番人気)

◆2019年・フィリーズレビュー ノーワン(12番人気)、プールヴィル(3番人気)

◆2021年・チューリップ賞 メイケイエール(1番人気)、エリザベスタワー(3番人気)

また、1992年に地方の大井で行われた帝王賞では、JRA所属馬のナリタハヤブサとラシアンゴールドが1着同着、2022年にUAEで行われたドバイターフでは、JRA所属馬のパンサラッサと英国のロードノースが1着同着となっています。

以上、重賞での同着記録について振り返りました。

同着の思い出は、ファンの方でもそれぞれあることでしょう。個人的には、2着と3着が同着で馬連オッズが半分になってしまってガックリしたこともありますが、体勢不利かと思った時に何とか1着同着決着になって、ホッと胸をなでおろした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1000メートルも、2000メートルも走った末に、まったく同時に鼻面を合わせてゴールすることがあるなんて…。やっぱり、競馬って面白いですね。【競馬デスク】