今週土曜に阪神ジャンプS(J・G3、芝3140メートル、16日)が行われる。

アドマイヤアルバ(せん8、堀内)が新天地で躍動している。18年には京都新聞杯2着からダービー出走も果たした素質馬(最速上がりで9着)。その後は勝利に恵まれず、芝の中距離路線でリステッドや重賞を堅実に走ってきた。2走前から障害に転向し、初戦は4着に敗れたが、前走は2戦目で2着に7馬身差の鮮やかな勝利を挙げた。重賞で一気に相手は強化されるが、平地時代の実績を考えると侮れない1頭だ。

上野騎手は「初戦は探り探り乗っていて、前の馬たちに残られてしまったけど、前走は最後も余力があって、強い競馬でした。まだ置き障害しか経験していないし、左回りしか走っていない。クリアすべき課題は多いですけど、ここで結果を出せるようなら、どこへいっても恥ずかしくないレースができるので」と期待を寄せた。