96年日経賞、99年オールカマーで重賞2勝を挙げたホッカイルソーが20日、死亡した。31歳だった。ダーレー・ジャパンが、公式X(旧ツイッター)で発表した。

同アカウントでは「先日のシンコウウインディに引き続き、今朝も悲しいお別れがありました。長きにわたり〓(繋の車の下に凵)養されてきたホッカイルソーが、31歳で旅立ちました」と記し「長老として多くの後輩たちをリードしてくれて本当にありがとう。安らかにお眠りください」と感謝の言葉もつづった。

ホッカイルソーは、1992年5月2日、北海道・門別町(現日高町)の北海牧場生まれ。美浦・田中清隆厩舎から94年9月の中山でデビュー。3戦目で初勝利を挙げると、府中3歳Sで2勝目を挙げ、翌95年1月のジュニアCで3勝目を奪取。弥生賞ではフジキセキと2馬身半差の2着に入り、牡馬クラシックにフル参戦した。皐月賞4着、ダービー4着、菊花賞3着と勝利はならなかったが、上位で活躍した。

古馬になってからも96年天皇賞・春で、1着サクラローレル、2着ナリタブライアンに続く3着に奮闘。その後、2年11カ月の長期休養に入ったが、99年中山記念で復帰(8着)。復帰7戦目の同年オールカマーで重賞2勝目を挙げた。

ラストランは、2000年天皇賞・春(5着)だった。同期には、フジキセキの他にジェニュイン、タヤスツヨシ、マヤノトップガンらがいた。

引退後の数年は、種牡馬生活を過ごした。

父はマークオブディスティンクション、母はホッカイラブリー(母の父ホッカイダイヤ)。通算成績は28戦5勝、付加賞を含む総獲得賞金は3億9579万円。