昨年の南関東3冠馬ミックファイア(牡4、大井・渡辺和)が地方馬最先着となる7着に食い込んだ。道中は中団内に位置し、直線ではじりじりと脚を伸ばした。昨年6月の東京ダービー1着以降はJDD1着、ダービーグランプリ1着、東京大賞典8着と2000メートルでの競馬が続いていただけに、マイルのペースに対応できたことは今後に生きてきそうだ。

渡辺和師は「まともに砂を初めてかぶった。ここまでやれたのは収穫。まだまだ状態を上に持っていける、こういうところにチャレンジできるという手応えをつかませてくれた。馬は去年に比べてだいぶ大人になっている。せっかくマイルの激流にも慣れてきたのでね」とすがすがしい表情。今後は川崎記念(Jpn1、ダート2100メートル、4月3日=川崎)、かしわ記念(Jpn1、ダート1600メートル、5月1日=船橋)などが候補に挙がった。