ドバイターフ(G1、芝1800メートル、3月30日=メイダン)で4連覇を狙うロードノース(セン8、J&T・ゴスデン、父ドバウィ)が25日、地元英国のサウスウェル競馬場でウインターダービー(G3、オールウエザー2200メートル、6頭立て)に出走した。

2着に敗れたが、目標のドバイ遠征へ向け、順調なステップレースとなった。レーシングポスト電子版がジョン・ゴスデン師の談話を伝えており「私たちは満足しています。しっかりオフを取っていたし、ここには80%の状態できました。彼は今日走るのを楽しんでいましたし、3連覇しているドバイターフへ向け、順調にきています」とコメントしている。

勝ったのはゴドルフィンのミリタリーオーダー(セン4、C・アップルビー、父フランケル)。昨年の英ダービーは最下位14着に敗れているが、去勢手術から2戦目で結果を出した。英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制し、日本で種牡馬入りしたアダイヤーの全弟という良血馬で、こちらは次走がどこになるのか注目の1頭だ。

また、ロードノースと同じJ&T・ゴスデン厩舎のナシュワ(牝5、父フランケル)もドバイターフへの参戦を視野に入れていることが分かった。「アットザレーシズ」電子版が伝えている。オーナーのレーシングマネジャーを務めるグリムソープ氏は「現時点でドバイターフに向かうプランだ」とコメントしている。同馬は一昨年に英オークス3着から仏オークス、ナッソーSとG1を連勝。昨年はファルマスSでG1・3勝目を挙げたほか、英インターナショナルSでモスターダフの2着、愛チャンピオンSでオーギュストロダンの3着に好走した。デビューから全15戦でホリー・ドイル騎手とコンビを組んでいる。