地方競馬教養センター第105期騎手課程の修了記者会見が16日、栃木県那須塩原市の同センターで行われた。今期修了の騎手候補生は14人。15日に免許試験の合否が発表され、全員が合格した。4月1日に免許が交付される。

各地区から選ばれた中学校1年生までの8人が東京競馬場で腕を競う、全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」の優勝者2人が川崎競馬場でデビューを迎える。

福島県出身の加藤雄真騎手(18=川崎・山崎尋)は小5から中1まで3年連続で地区代表となり、小6で出場した17年に優勝した。騎手を目指したのは小2の時に父と観戦した日本ダービーがきっかけ。キズナと武豊騎手に憧れた。1年目の目標は「南関東の新人最多勝利記録を更新したいです」。ヤングジョッキーズシリーズの総合優勝も狙いたいと意気込みを見せた。

「大舞台でレースをしたい」と騎手を目指した佐野遥久騎手(17=川崎・鈴木義)は静岡県出身。小4と中1で地区代表となり、ラストチャンスだった中1の19年に優勝した。当面の目標は「少ないチャンスのなかで優勝できるように頑張りたいです」と、こちらもヤングジョッキーズシリーズでの総合優勝。加藤騎手とともにお互いをライバルに挙げ、2人そろって来月1日のデビューを目指す。【牛山基康】