お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、春のG1シリーズ開幕を告げる24日中京の高松宮記念(G1、芝1200メートル)の予想を公開した。

「どうも、生涯収支マイナス3億円君です」と恒例のあいさつで登場した。高松宮記念の本命馬は、ちょっと間を置いて「6番ルガル」と宣言。好メンバーがそろったと言いながら「予想の方はとんでもなく難易度が高くて、まあ、こんなん言ったらあれなんですけど、正直全く分かりません。ちょっとこれムズいな」と弱気になった。

過去10年の3連単の平均配当が84万2140円と波乱傾向が強く、さらにここ数年は馬場状態も悪く予想を難しくしていると分析。それでも本命のルガルには「デビューから安定した成績を残していまして、今年に入って特に成長したと思います」と抜てきした理由を説明。さらにスタートを決めて完勝した前走シルクロードSを「強い競馬を見せた。馬場状態に関しても不良馬場の橘Sを5馬身差で圧勝しているので問題ないと思います」と言い、鞍上の西村淳騎手と人馬ともG1初制覇ができると読んだ。

詳細な展開を語った後「あんま自信ない時、結構当たるんで楽しみです」と前向きになった。注目の買い目は3連単フォーメーションで1着(6)→2着(3)(5)(8)(10)(12)→3着(1)(2)(3)(5)(8)(10)(12)(14)(16)の計40点とした。

先週の阪神大賞典ではヒモ選びに失敗して、3着にした穴馬が2着に入って的中を逃した。「点数増やして的中させにいくのもええんやけど、トリガミも発生するし、うまみがなくなる馬券に。すべてはうまみですから」と、今回の買い方もポリシーを貫いた。最後は「今回の競馬は絶対勝ちます。ルガル頼んだで」と締めた。

粗品は、1月6日土曜中山4Rの3連単241万2370円を1000円分的中し、配当金の2412万3700円全額を「能登半島地震災害義援金」口座に寄付したことを同8日公開のYouTube「粗品のロケ」などで報告していた。

その予想に注目が集まった1月28日の根岸SとシルクロードS“のダブル的中”を最後に、当たりが遠ざかっている。人気馬を本命にして8週ぶりの的中なるか。もしくはルガルを◎にしている競馬ファンは「粗品の呪い」として気にするのか。果たして電撃6ハロン戦の結果は…。