ミッキーファイト(牡、田中博)が1番人気に応え、直線抜け出しで待望の重賞初制覇を果たした。

鞍上の戸崎圭太騎手(44)は当重賞3勝目。勝ち時計は1分51秒2。今年から整備された3歳ダート三冠の最終戦、ジャパンダートクラシック(Jpn1、2000メートル、10月2日=大井)の優先出走権を獲得。参戦すれば、フォーエバーヤング、ラムジェットなど世代一を争う豪華決戦が実現する。

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ミッキーファイトが力を証明した。最内枠から好位を進む。懸念は包まれることだけ。3着に敗れた前走ユニコーンSは最後の直線で最内から進路取りに手間取るロスがあった。戸崎騎手は「馬に感謝です。向正面で外に出せたのであとはリズムだけでした」。3角を待たずして外への誘導がかなった時、勝利は確固たるものになった。最後の直線は先に抜け出したサトノフェニックスを捉えるだけ。540キロを超える巨大馬が悠々と加速し、最後は1馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。「最初に乗った時から能力を感じた。これからダート界で活躍してほしい馬です」と鞍上。自然と明るい未来を期待してしまう盤石のレースぶりだった。

国内では今年から整備された3歳ダート三冠が進行中だ。秋には3冠目のジャパンダートクラシックが控え、ケンタッキーダービー3着など海外で大活躍したフォーエバーヤング、東京ダービーを圧勝したラムジェット、春の2冠で結果を残した馬たち、全国の猛者が集う予定だ。田中博師は「本当にまだまだ途上の感じなので、ローテとかよりも、もっと先を見据えていきたい。左回りだと走りのバランスが難しかった印象もあるし、この暑い中であまりいい条件ではなかったので、体質も考えながらですね」と明言は避けたが、言葉の節々からは期待の高さがうかがえる。

半兄ジュンライトボルトは22年に新潟(BSN賞)から3連勝でチャンピオンズCを制覇。夏の新潟からは毎年、ダート界を担う逸材が輩出されてきた。レパードSからダート3冠最終戦制覇へ…、その可能性を感じさせるミッキーファイトの快勝劇だった。【舟元祐二】

 

◆ミッキーファイト▽父 ドレフォン▽母 スペシャルグルーヴ(スペシャルウィーク)▽牡3▽馬主 野田みづき▽調教師 田中博康(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 4戦3勝▽総獲得賞金 6191万5000円▽馬名の由来 冠名+頑張れ